人口の自然増減数が過去最大のマイナス 厚生労働省は9月2日、昨年の人口動態統計の確定数を公表した。出生数と死亡数の差を表す自然増減数は7万1830人のマイナスで、過去最大のマイナス幅となった。出生数は前年から2万1121人減の107万35人、死亡数は542人減の114万1865人だった。死亡数の減少は2000年以来。 自然増減数は、05年に初めて2万1266人のマイナスになった。06年に8224人増とプラスに転じたものの、07年1万8516人減、08年5万1251人減とマイナスが続き、今回(昨年7万1830人減)で3年連続のマイナスとなった。 死亡数が出生数を上回った都道府県は38道府県。北海道が1万3056人減で最もマイナス幅が大きく、これに新潟(7200人減)、秋田(6853人減)、青森(5864人減)などが続いた。出生数が死亡数より多かったのは、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、滋賀、