あれから何が変わって何が変わっていないのか...... 『国家が破産する日』(C) 2018 ZIP CINEMA, CJ ENM CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED <1997年、韓国の通貨危機が起きるまでの7日間。現在から通貨危機を見直すことによって、その後の韓国社会にとっての意味を浮かび上がらせる......> 1997年に起きた韓国の通貨危機を題材にしたチェ・グクヒ監督の『国家が破産する日』では、冒頭から一刻を争う緊迫感に満ちたドラマが繰り広げられていく。 物語が始まるのは1997年11月15日。韓国銀行の通貨対策チームの報告からわかるように、大手企業が続けて不渡りを出したことから国際的な信用力が低下し、外国資本が撤退を始める。政府は外貨準備金を投入してウォンの下落を防いでいるが、外貨準備高は危機的な水準にあり、試算ではデフォルト(債務不履行)まで一週
![韓国通貨危機の裏側を赤裸々に暴く 『国家が破産する日』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7c6805ddd985178d6a0952ab243c7470ea22c3d8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fooba%2Fassets_c%2F2019%2F11%2Foba1107aa-thumb-720x480-173427.jpg)