果たして、箱根ランナーたちはどのような就職活動をして大学卒業後の人生を歩んでいるのか。知られざる箱根ランナーたちの“就活事情”を探ってみたい。 実業団チームに進む場合の就活事情 前回の箱根駅伝にエントリー(1チーム16人)された4年生は97人いた。そのうち、実業団チームに進んだのは約60人。チームや年度よって異なるが、箱根駅伝常連校の場合は選手の3分の1ほどが大学卒業後も競技を続けたいと考えている。 強い選手は1~2年時で実業団から声がかかり、合宿に参加するなどして、チームとのマッチングを見極めていく。一方、実業団から勧誘されない選手は、大学の監督を経由して様々なチームに打診することになる。 箱根駅伝常連校のA監督によると、「早く声をかけていただける場合は、4年生になる前に(チームを)決めさせていただいています。どこからも声のかからない選手は売り込みをして、返事を待つという状況です。ただ、
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