東電 今ごろ事故マニュアル「見過ごしていた」はないだろ… 原発事故から5年 産経新聞 3月13日(日)14時38分 写真を拡大 炉心溶融の定義を明記した東京電力のマニュアルのコピー なぜこの時期にこんな大事なことが明らかになったのか。東京電力福島第1原発事故から5年。事故を「最悪」にさせたのは、燃料が溶け落ちる「炉心溶融(メルトダウン)」だが、東電は事故当初に「損傷」と言い続け、事故を過小評価してきた。実は社内マニュアルに従えば早期に「溶融」と判断できたのに、5年間も「マニュアルを見過ごしていた」と釈明した。東電は一体、何度信頼を失ってきたのだろうか。(原子力取材班) ■「何のために作ったんだ?」 「じゃあ、マニュアルは何のために作ったんだ? 事故前から事故につながるような東電の体質が表れていたのでは。深刻に反省してもらう必要がある」 原子力規制委員会の田中俊一委員長は3月2日の定例