「夢を描くことがなくなったのだね」ダンチェッカーは悲しげに頭をふった。「それは悲劇だ。わたしたちが今当たり前と思っていることはすべて、誰かが突拍子もない夢を描いたところから始まっているのだからね」 (引用:巨人たちの星 P259/J・P・ホーガン) 名作は色褪せない。 1980年に発売したジェイムズ・P・ホーガンのデビュー小説『星を継ぐもの』。40年経った今でもその魅力はまったく衰えていない。 今回は私がSF小説にはまった原点であるこの『星を継ぐもの』について、シリーズの魅力と特徴に触れ、そのあとに各作品を一つずつピックアップして紹介していく。 一つ注意して頂きたいのは、シリーズ作品を紹介していく都合上、2作品目以降の紹介の場合、まったくネタバレに触れないというのは難しい(もちろん踏み込んだネタバレは避けているが)。 まっさらの状態で楽しみたい方は、1作品目の『星を継ぐもの』の紹介のみでブ
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