小児科でインフルエンザの検査を受ける女児=18日午前9時12分、東京都台東区の柴田小児科、金川雄策撮影 【森本未紀】インフルエンザの患者が全国各地で急増している。国立感染症研究所(東京都)によると、患者数は昨年同時期の2倍に増えており、今月末からA型がピーク入りの可能性が高い。専門家は感染予防の徹底を呼びかけている。 感染研が調べた最新の1週間(1月7〜13日)に全国約5千カ所の医療機関で受診した平均患者数は12・07人と4週連続で増え、全都道府県で前週より上昇した。ウイルス型は、昨年と同様で、A香港型が8割以上を占める。 例年、冬休み明けから急上昇し一気にA型のピークを迎える。今シーズンは昨年同時期と比べても、患者数の伸びが早い。20歳代以上の患者が65%を占める。