世相映す大学受験 ノーベル賞で理系人気、外資破綻で経済敬遠も (1/2ページ) 2009.1.10 23:32 今週末の大学入試センター試験を皮切りに、本格的な大学入試シーズンが始まる。大手予備校による志望動向の分析では、理系で特に物理の人気が上昇しており、昨秋からの“ノーベル賞効果”が明らか。東大などの上位校では経済学部の人気が下降気味で、関係者は「リーマンなど外資系企業の破綻が受験生の心理に影響を与えているのでは」と、世界的な金融危機の影響を指摘している。 駿台予備学校によると、昨年11月の模試で理学部志望者は前年同期と比べ国公立で9%、私立で15・6%増加し、受験者数全体が3~4%増えたことを差し引いても伸びは顕著。なかでも物理専攻は20%以上伸びた。さらに、ノーベル賞受賞者3人を輩出した名古屋大では、理学部志望者が35・2%も増えている。 理学部人気自体は前年から継続しており、「