2010年9月20日から24日まで開催されている(いた)第46回欧州糖尿病学会(EASD2010、スウェーデン・ストックホルム)で、1型糖尿病において、血清AGEs(終末糖化産物)が血管イベントの発生や総死亡率の独立したリスク因子である可能性が示されました。 1993年から2006年までの、平均約12年の追跡研究で明らかになったということで、オランダのマーストリヒト大学メディカル・センターのJ.W.M. Nin氏が報告しました。 血清AGEsは心血管疾患や総死亡率の独立したリスク因子である可能性 糖と蛋白質が反応して生成される物質である終末糖化産物(AGEs;advanced glycation endproducts)は、活性酸素を産生することにより糖尿病の合併症を引き起こす可能性があるとされている。 演者らは、AGEsが、病態生理学的に高血糖と血管合併症の進行を結び付ける要素であるかを