Club DB2のコアメンバーは3人。野間愛一郎氏こと「のまっち」、下佐粉昭氏こと「しもさこっち」、岡口純子氏こと「すみちゃん」。ともに発足当時は日本IBMで働くデータベースのプロフェッショナルたち。 左からしもさこっち、のまっち、すみちゃん 最初にのまっちが「エンジニアがDB2を学ぶための情報源やコミュニティが少ない」と問題意識を抱えたのに対し、しもさこっちが「ビジネスパートナー向けなら情報源や育成の機会があるのに」、すみちゃんも「技術情報は実はたくさんあるけど、探すのにコツが要る。必要とする現場のエンジニアに届いていない」と共感し、一致団結した。 ただし3人ともビジネススーツが集うお堅いセミナーにはしたくなかった。会社からの予算をあてにせず、ボランティアとして始めることにした。しかし当初はいくつかの壁を越える必要があった。 1つは呼称。「ユーザー会」とすると、社内ガイドラインでは事務局