前サッカー日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が会見した。 司会 宮内正英 日本記者クラブ企画委員(スポーツニッポン新聞社編集主幹) 通訳 臼井久代、名嘉地圭 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の開幕を約2カ月後に控え、日本代表監督の職を突如解かれたバヒド・ハリルホジッチ氏。解任されてから前監督が公の場で初めて口を開くとあって、会見場には332人の報道陣が詰めかけた。 4月7日、パリのホテルで田嶋幸三・日本サッカー協会会長から契約解除を告げられたことを「最初はジョークかと思った。人生で最悪の出来事だった」と振り返る。解任の理由に、選手とのコミュニケーション不足や信頼関係の希薄化が挙げられたことも納得がいかない。「この3年間、誰とも、特に選手とは何の問題もなかった」。思い当たる節のない解任にW杯に臨む23人の最終メンバー選びが何らかのハレーションを起こした可能性をにおわせた。
2018シーズンのJ1リーグ第8節を終えて、4勝3分け1敗の2位。ベガルタ仙台は、好スタートを切った。2年連続で12位に終わったチームは、今季こそ目標である“トップ5”を達成できるか。 14年4月からチームを率いる渡邉晋監督は「あまり去年との比較はしたくない」(J1第8節・川崎フロンターレ戦後の会見)と話すが、去年との比較をしてみると、成長を見せている部分がそこかしこに見られる。そしてその成長は、別に突然変異や急激な化学反応が起こったわけではなく、長期的な取り組みで培ってきたものがあったからこそだ。 まず、現在の仙台の特徴を語るときには、そのシステムに目がいく方も多いだろう。昨季から採用している3−4−2−1を基本フォーメーションとして、ボールを保持しているときは長短の効果的なパス交換を行い、相手のボール保持時には高い位置での即時奪回と、その次善策として守備ブロックの構築を行う。 それぞれ
歴史修正主義と「言語ゲーム」――学術の力を信じるために 『歴史修正主義とサブカルチャー』著者、倉橋耕平氏インタビュー 情報 #「新しいリベラル」を構想するために 90年代に現れた歴史修正主義的言説。多くの学術的な批判がなされてきたが、一向に収束する気配はなく、インターネット時代になってますます広く深く蔓延している。なぜ、学術は無力にみえるのか? あるいは、まだ学術の力を信じることはできるのか? 『歴史修正主義とサブカルチャー』の著者、倉橋耕平氏に話を伺った。(聞き手・構成/芹沢一也) ――最初に本書のコンセプトを教えてください。 今国会で財務省の公文書改ざんが話題になっていますが、あれこそまさに「歴史修正主義(=歴史否定論)」の系譜にある思考です。私が今回の本で問題にしていることの根幹というか、その最悪の事態がいままさに目の前で起こっている。歴史を恣意的に歪めることは、事実を歪めることです
ホーム コラム 清水英斗の世界基準のジャパン目線 ハリル解任により、日本代表はカオス的状況に。“失われた4年間”を取り戻すために、今からできることとは? COLUMN清水英斗の世界基準のジャパン目線 第63回 ハリル解任により、日本代表はカオス的状況に。“失われた4年間”を取り戻すために、今からできることとは? By 清水 英斗 ・ 2018.4.19 西野朗が率いる日本代表=インスタント・ジャパンは、目先の試合、つまりW杯で勝てる可能性が充分にある。 火事場のクソ力というやつだ。ハリルホジッチ解任は選手と監督のコミュニケーション不足。そして信頼関係が崩れたことが原因であると、日本サッカー協会の田嶋幸三会長によって説明された。つまり、原因の片側が選手にあり、責任は重い。そういう結論になった。 しかし、実際はそこまで単純ではない。以前から日本のサッカー関係者、Jクラブの強化担当者には、ハリル
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く