NGT48「世界はどこまで青空なのか?」ーーこの山戸結希監督のMVを見た日から、私は荻野由佳さん(以下おぎゆか)に恋しています。 「地域密着・地元貢献」を謳うグループが、突然「山と田んぼに囲まれて、私たちどこにも行けないんだよ」と語り出します。「見なよこの曇り空。日本海側から見る空っていつもこの色なんだよね。私たちは本当の空の色も知らないの」という中井りかさん(日本一曇天の多い富山県出身)。「本当の空の色も知らないの」と言われたおぎゆかは、本当の青空を探して空を見上げます。彼女の白い右頬にある沢山のホクロは、夜空に瞬く星座のよう。日本海側の暗く重い曇り空の下、青空は見えなくても、新潟にはおぎゆかのホクロの星座が輝く空があります。 NGT48ではグループロゴから衣装まで至るところで白と鮮やかな赤の組み合わせが使われますが、それは朱鷺の色であり、雪景色と少女たちの情熱でもあります。赤いリボンで