相次ぐ霊感商法被害で東京地裁から解散命令が出された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が関与するイベントに、鎌倉市の松尾崇市長が「公務」として出席していたことが13日、分かった。イベントでは関連団体幹部も出席していたが、同行した市職員も教団との関係性に気付かなかったという。これまでも首長や国会議員らが教団行事に出席し問題となるケースはあったが、国による解散命令請求後も変わらず地方政治に“侵食”を試みる教団の実態が浮き彫りになった。 松尾市長は神奈川新聞社の取材に「韓国政府関係者も出席する公的な行事として認識し、地元の市長としてあいさつすべきだと考えた。市として行事と教団との関連性を確認できていない」と答えた。 イベントは5月31日、材木座海岸(同市材木座)で行われた「世界ドローン釣り大会」。大会組織委員会の主催で国内初開催だったが、韓国では2018年から現地の世界日報社の主催で開催
