民進党が融解し、希望の党に吸収される思わぬ事態に、解散を決めたときの思惑とは想像外の状況になったせいか、最初は同じ改憲勢力として笑顔で希望の党について語っていた安倍さんが、希望の党への戦闘モードに一変しました。 そして、よほど焦ったのか、渋谷の街頭演説で、新党ブームが日本の経済を長期に渡って停滞させてしまったと演説されていましたが、これはあきらかにイエローカードです。焦ってつい出てしまった嘘だったのでしょうか。若い世代の方は実感はないと思いますが、経済の変化、時代の変化の激流に振り回されてきた世代からすると、なにを冗談をおっしゃっているのかと思ってしまいます。 実際は、その逆です。景気の腰が折れ、経済が悪化したから、新党ブームが巻き起こったのです。新党ブームが起こったのはバブルの崩壊がきっかけでした。宮沢内閣の総量規制という政策の失敗で、バブル崩壊をハードランディングさせてしまいます。その