大阪市内の工事現場に不法に侵入したとして、米国籍のインターネット配信者、ジョニー・ソマリことイスマエル・ラムジー・カリド容疑者(23)らが大阪府警に逮捕された事件を巡っては、いわゆる迷惑系ユーチューバーは広告収入などを稼ぐため、より過激な言動に走る傾向があり、威力業務妨害や侮辱罪、名誉毀損罪などに問われるケースも少なくない。 令和2年に全国を巡りながら他人が嫌がる行動の動画配信を繰り返していた男に対し、警察当局は、スーパーで会計前の魚の切り身を食べて盗んだり、衣料品店で購入したTシャツが偽物だとして返品を迫ったりした容疑で複数回逮捕。男は窃盗や威力業務妨害などの罪で、執行猶予付きの有罪判決を受けた。 昨年7月には、インターネット上の誹謗中傷に対する侮辱罪の法定刑を引き上げる改正刑法が施行され、迷惑行為への厳罰化の流れとともに、社会の批判の目が醸成されつつあるとされる。 ただ、被害届を受ける