2025年大阪・関西万博の「国際参加者会議」に出席したパキスタンとイスラエルの関係者は25日、自国のパビリオンについて、いずれも自前で建設する「タイプA」を断念し、日本国際博覧会協会が建設する共同入居型の「タイプC」に移行する考えを明らかにした。イスラエルの関係者は、毎日新聞の取材に「中東情勢の影響で予算的な制約が生じた」などと理由を説明した。 また、アルメニアの関係者もAからCに移行するつもりだと語った。7月に着工予定だったが、本国で5月に水害が発生。復旧を優先させるためといい、協会と最終調整している。 Aは当初、約60カ国が希望していたが、資材や人件費の高騰で建設業者との契約が難航。協会は19日現在で51カ国中32カ国が着工したと公表していた。一方、11カ国は建設業者が決まっておらず、25年4月の開幕に間に合わせるには危機的状況となっている。【藤河匠、東久保逸夫、郡悠介、高木香奈】
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