調理を少しでもラクにするために使うキッチングッズも進化している。単に手間を省略する“手抜きグッズ”ではなく、作業をラクにしながらも調理の過程を楽しめるのが最近の傾向だ。 朝の忙しい時間に重宝するのが、全自動卵焼き器「ローリー エッグマスター」(日本未発売)だ。使い方は簡単で、高さ約23cmの筒状の本体を電源コンセントに接続し、上部の穴に卵を割り入れるだけ。電源スイッチや温度調整ダイヤルなどは一切付いていない。しばらく放置すると焼き上がった卵が自動的に穴からせり上がってくる。焼けた卵は竹輪のようなユニークな形をしているが、味はフライパンで焼く目玉焼きと何ら遜色ない。そのまま食べてもパンに挟んでもいい。串に刺したベーコンやソーセージを卵と一緒に調理できるなど簡単なアレンジも可能だ。卵が焼き上がるまでは約10分。その間、他のこともできるが、自動的に出てくる卵を見ているのも楽しい。