年金の世代間格差は実は小さい。財源は100年先まで盤石! 「払い損」なんてことはない!? 7月3日に、年金財政検証が発表された。報告によると、財政は改善に向かっているという。少子高齢化が進む中、そんなわけなくないか!? だが、専門家に詳しい解説を求めると、意外にも財政どころか「世代間格差」「財源」「納め方」などの常識がことごとく間違っていたことが判明! ■最新の財政検証の結果は? 7月3日、厚生労働省は公的年金について、2024年財政検証の結果を発表した。 これは5年ごとに行なわれる年金財政の定期点検で、自動車でいう車検にあたる。日本経済について楽観から悲観まで複数のシナリオを作り、今後の年金制度をシミュレーションして必要な整備を行なうための大事な手続きだ。 年金といえば、少子高齢化の影響で現役世代にとっては損だらけの制度だと報じられることも多い。そこで改めて年金制度のリアルを突き止めるべ