ピラミッド帽子よ、さようなら (復刻版理論社の大長編シリーズ) 作者: 乙骨淑子,長谷川集平出版社/メーカー: 理論社発売日: 2010/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (4件) を見る おれは森川洋平。団地の三階に住む勉強ぎらいの中学生だ。ある夜ピラミッド帽子をかぶったら、誰も住んでいないはずの向かいの四階の部屋に灯りが見えた。映研の上級生クマさんはその話に興味を持ち、二人は夜中の四〇四号室におそるおそるでかけた。そこであった少女は同級生の浅川ゆりとうりふたつ。自分は地下の国アガルタからきたという。 上のあらすじは、全集版の紹介文から引用しました。「教育評論」誌1978年7月号から1980年9月号に連載されていた作品です。1980年8月13日に著者が乳癌で死去したため、未完となってしまいました。翌1981年に小宮山量平による補筆が加えられ