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幸せな家族―そしてその頃はやった唄 (Kノベルス) 作者:鈴木 悦夫偕成社Amazon ブランコがつるされたリンゴの木。その下に佇む姉と弟。この本をはじめて手に取ったとき見る表紙のイラストは、決してインパクトの強いものではありません。しかし驚愕の結末にたどり着き、リンゴの木とブランコの意味を知ってからあらためて見ると戦慄するはずです。 断言します。本書は児童書ミステリの最高傑作です。さらに最強の有害図書でありトラウマ児童文学であり、しかもシスコン文学の金字塔。いくらほめてもほめたりない作品です。ミステリ的な仕掛けの派手さはもちろんですが、それ以上に物語に描かれている家族愛の美しさに価値があります。これを埋もれた名作にしておくのはもったいないです。ぜひ復刊させて、さらに多くの子供の心にトラウマを植え付けないと。復刊投票はこちらにお願いします。*1 とうとうぼくはひとりになった。 この一年のあ
コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだ本の感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 10年ぐらい前からこの本の存在を知り、とはいえどもその時点で既に絶版。古書を探すしかないのだが、児童書のためか古書としても世にでることがまったくない。復刊ドットコムに復刊のリクエストをしたものの、リクエストしたからといってすぐに復刊されることもない。もともとが『鬼ヶ島通信』という同人誌に連載されていたものなので、こちらのほうのバックナンバーを入手しようかとも考えたのだが、その時点ですでに初期のバックナンバーは在庫がないという状況だったので、この方法も駄目である。 残された唯一の手段はというと図書館で借りることなのだが、これはあくまで借り
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