気象庁によると、黄海から対馬海峡を通って東日本にのびている前線に向かって南から湿った空気が流れ込み、西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっている。土砂災害、低地の浸水、河川の増水やはん濫への警戒、竜巻などの激しい突風への注意を呼びかけている。 12日早朝の時点で九州北部地方で猛烈な雨が降っており、同日午前6時41分には気象庁が「熊本県と大分県を中心に、これまでに経験したことのないような大雨になっている」と発表し、この地域の住民へ厳重な警戒を呼びかけた。 また、13日にかけて、西日本と東日本及び東北地方の広い範囲で、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる。13日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、東海地方=250ミリ▽九州南部、九州北部地方(山口県を含む)、四国地方=200ミリ▽関東甲信地方=180ミリ▽東北地方=150ミリ▽近畿地方=120ミ