22日午前6時5分ごろ、神奈川県横須賀市佐原の県道で、スピード違反の取り締まりをしていた浦賀署交通課の渡辺延雄課長(58)と中原巧順巡査部長(50)を乗用車がはね、逃走した。2人は腰や脚の骨を折る重傷で、浦賀署は、ひき逃げ事件として車の行方を追っている。 浦賀署によると、現場は片側2車線。50キロの制限速度を40キロ近くオーバーしていたため、2人が停止させようとしたところ、はねて逃げた。黒っぽい車で、偽造ナンバーの可能性もあるとみて調べている。 取り締まりは8人態勢で、車道に出て停止を求めた中原巡査部長の約10メートル後方に現場の指揮をしていた渡辺課長が立っていた。