ベトナム・ハノイ(Hanoi)郊外の水田(2012年9月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/HOANG DINH Nam 【10月13日 AFP】栽培されているコメ全種類のDNA分析を行った結果、すべて中国南部・珠江(Pearl River)流域を起源としていることがわかった。3日の英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された研究論文で明らかになった。 小麦、トウモロコシと並ぶ三大穀物として世界中で食されているコメ。数百に及ぶ種類があり、その起源については長年論争の的となっており、なかには栽培化は世界各地で同時に始まった、2種類の系統が並行して登場した、などの説もある。 しかし今回発表された論文によると、世界で初めて栽培されたコメはジャポニカ米で、数千年前に珠江の中流域に自生していた野生のイネから育てられたとされる。 栽培米の品種は、大きく分けてジャポニカ米とインディカ米の2系統に分けら
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