タグ

ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (264)

  • 地球最大の東南極氷床、温暖化で解ける恐れ、従来説覆す

    東南極氷床が最後に崩壊した時期は、これまで考えられていたよりはるかに最近であり、今から数百年後にも同じことが再び起こる可能性があることが最新の研究で明らかになった。(PHOTOGRAPH BY GEORGE STEINMETZ, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 地球上にある氷の8割を占める東南極氷床は、従来の予想より温暖化の影響を受けやすいかもしれない。 これまで、地球最大の氷床である東南極氷床が最後に後退したのは約300万年前だと考えられていた。しかし、7月22日付けで学術誌「ネイチャー」に掲載された論文によると、この地域で採取された鉱物を分析したところ、40万年前にも大部分が崩壊していたことが示唆された。何よりも意外だったのは、長く続いたものの比較的穏やかだった間氷期に、劇的な変化が起きたと推定されたことだ。 その時期の大気中の二酸化炭素濃度はさほど高くなく、300

    地球最大の東南極氷床、温暖化で解ける恐れ、従来説覆す
  • ワラストビガエル

    ワラストビガエル Photographed in Knoxville, Tennessee Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark (写真クリックで拡大) 早わかり 分類: 両生類 IUCNのレッドリストによる 危機の評価: 低危険種 性: 肉 寿命: 体長: 10 センチ 体重: ワラストビガエルの名は、1869年に最初にこのカエルを描いた、19世紀のイギリス人博物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレス(ワラス)にちなんで付けられた。 ティーカップとの比較 プロフィール ワラストビガエルは、単に跳んだり泳いだりするだけではない。鳥が空を飛んで熱帯雨林を動き回り、敵から逃れるのを見ていたこの独特な両生類は、空を飛ぶことこそが自分の道だと確信したのかもしれない。 パラシュート・フロッグの呼び名でも知られるこのカエル

    ワラストビガエル
    death6coin
    death6coin 2020/07/01
    やはり滑空する両生類はいるんだな。飛行する新しい門を作れなかったのは何故だろうと考えた
  • 離島にグッピーなぜ?遺伝子を調べてみた

    ポエキリア・ビビパラの雄、UFRN(リオ・グランデ・ド・ノルテ連邦大学)0225。体長25.2ミリ。ブラジル、ペルナンブーコ州フェルナンド・デ・ノローニャ諸島マセイオ川流域で採取。(PHOTOGRAPH COURTESY OF WALDIR M. BERBEL-FILHO) ポエキリア・ビビパラ(Poecilia vivipara)は南米に生息する、黄色く輝くグッピーだ。 10年前、ある研究グループがブラジルのフェルナンド・デ・ノローニャ諸島を訪れたとき、このグッピーを発見した。なぜ小さな淡水魚が大西洋の離島にいるのだろう? フェルナンド・デ・ノローニャ諸島は、ブラジル土から300キロ以上離れた火山島。控えめに言っても、ブラジル土の動物が島に渡り、個体数を安定させるのは難しいはずだ。そこで、グッピーを発見した研究グループは、その起源を追跡することにした。(参考記事:「海底火山の噴火、き

    離島にグッピーなぜ?遺伝子を調べてみた
    death6coin
    death6coin 2020/06/25
    日本国内ではカダヤシが問題になっている・・・
  • 宇宙から見た夜の地球、4年でこれだけ変化した

    NASAの地球観測衛星スオミNPPのデータを基に、2012年から2016年の間に夜間の光量が増した場所(青)、減った場所(ピンク)を示している。(Map by John Nelson) 宇宙から見た夜の地球は、昼間と打って変わって、シンプルな明と暗の世界となる。それを写し出した衛星画像は、人間が何をしており、それがどのように変化しているかを把握する手がかりを与えてくれる。(参考記事:「空から地球を診断する」) 4月、NASAが2016年のデータを基にした最新の「地球の夜」画像を公開した。すると、それを見た地図製作者のジョン・ネルソン氏は2012年の画像との違いに興味をそそられた。地域によって、明るくなったところと暗くなったところがあるようなのだ。「何度も画像を見比べ、どこで変化があったのかに興味を持ちました」とネルソン氏。「変化を表した地図があれば、非常に簡単に、一目で違いがわかるだろうと

    宇宙から見た夜の地球、4年でこれだけ変化した
    death6coin
    death6coin 2020/06/12
    北朝鮮の夜空、絶景なんだろうな・・・
  • 世界「人の影響が及んでいない土地」マップ、科学者が公開

    地上で最も「手つかず」の土地を示した地図を、科学者が作成した。すなわち人間の影響が最も及んでいない土地を示した地図だ。6月5日付の科学誌「グローバル・チェンジ・バイオロジー」に論文が発表された。 「農業やインフラ整備、開拓などによって変化させられていない土地は、世界のどこにあるのか。この地図に答えがあります」と、論文の共著者の一人である米メリーランド大学ボルチモアカウンティ校の地球生態学者、アール・エリス氏は言う。「そうした土地については見解がほぼ一致しています」 4つのモデルは、どれも人口や市街地、耕作地といったデータを用いている点は同じだが、そこから先はモデルごとに特徴がある。 第1のモデル「Global Human Footprint index(人間のフットプリント)」では、道路や鉄道の線路、船の航路、夜間照明、牧草地なども利用して、人間のほぼいない場所を特定する。 「Anthro

    世界「人の影響が及んでいない土地」マップ、科学者が公開
    death6coin
    death6coin 2020/06/12
    ボルネオの熱帯雨林規模的にもやっぱりヤバいなぁ・・・
  • サメと巨大イカが対決、初の証拠、前代未聞

    カリブ海のバハマ諸島沖を泳ぐヨゴレ。ヨゴレは通常、海面近くで捕するため、今回の発見はいっそう興味深い(記事に登場する個体の写真は次のページに)。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 米ハワイ諸島沖の深海で、サメが巨大なイカと格闘した。相手はダイオウイカかもしれない。 体長2メートルのヨゴレ(Carcharhinus longimanus)というサメの体表に、巨大な触腕によるゴルフボール大の吸盤の傷跡が残されていたのだ。 これは、ダイオウイカあるいは水深300メートル以上の深海に生息する大型のイカとサメが対決したことを示す、初の科学的な証拠だと研究者たちは言う。 深海へ潜るマッコウクジラとダイオウイカの闘いはよく知られているものの、サメが巨大な頭足類と対決しているという証拠はこれまでなかった。 偶然撮影された写真

    サメと巨大イカが対決、初の証拠、前代未聞
    death6coin
    death6coin 2020/06/10
    マッコウクジラ「そろそろ混ぜろよ」
  • 食料難のハチは葉っぱを傷付けて花を咲かせる、驚きの戦略

    ハチは、理由もなくブンブンと私たちの庭を飛び回っているわけではない。蜜や花粉がたっぷりある花を精査し、訪れた花を仲間に知らせるために匂いの跡を付けていく。 それだけではない。5月21日付の学術誌「Science」に掲載された論文によると、マルハナバチはまだ花が咲いていない植物の葉に小さな切り目を入れることで、開花を早めていることがわかった。ハチ研究者たちをあっと驚かせた事実だ。 「すごい!というのが私の最初の反応でした」と、今回の研究に関わっていない米カリフォルニア大学デービス校のハチ生物学者ニール・ウィリアムス氏は語る。「その後、なぜ今まで誰も気付かなかったのだろうと思いました」 ハチが葉を傷付けている きっかけは、スイス連邦工科大学チューリッヒ校の学生フォテイニ・パシャリドゥ氏の発見だった。セイヨウオオマルハナバチが、温室内の植物の葉に切り目を入れているのを見つけたのだ。ハチは傷付けた

    食料難のハチは葉っぱを傷付けて花を咲かせる、驚きの戦略
    death6coin
    death6coin 2020/05/26
    開花職人の朝は早い
  • 地球最深マリアナ海溝で微生物の群集を発見か

    2012年に行われたマリアナ海溝の海底探査で、水深約1万677mのシレナ海淵の露頭で見つかった微生物群集と考えられる繊維状構造物。(PHOTOGRAPH BY KEVIN PETER HAND) 有毒ガスが充満する水中洞窟から海底の1億年前の岩石の中まで、地球上のあらゆる過酷な場所で「極限環境微生物」が見つかっている。そして今回、2012年に行われたマリアナ海溝の海底探査「DEEPSEA CHALLENGE(ディープシー・チャレンジ)」の結果から、地球で最も深い海の底にも、多様な微生物の群集らしきものがあることが明らかになった。 マリアナ海溝の泥の中からは、これまでにも微生物や、エビに似た端脚類(たんきゃくるい)などが見つかっていた。しかし、これらの生物がマリンスノー(海中を沈降する有機物の塊)を栄養源としているのに対して、今回見つかった微生物は、海底の岩石が水と反応してできる化学物質を栄

    地球最深マリアナ海溝で微生物の群集を発見か
    death6coin
    death6coin 2020/05/17
    蛇紋岩ができるにはかんらん岩が地表にでてくるテクトニクスが必要で、地球以外の惑星に大規模なそれがあるかは疑問・・・
  • フラミンゴも長年の親友をつくる、生き残り戦略か

    羽づくろいをするベニイロフラミンゴ。フラミンゴは50年生きることもある。(PHOTOGRAPH BY KLAUS NIGGE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) フラミンゴは長年にわたる「親友」をつくることが、最新の研究で明らかになった。 この鳥は大きな群れで暮らすが、その中でいつも行動をともにする仲間がいるという。毎年一緒に巣作りと子育てをする異性のペアの場合もあるが、同性が3〜6羽集まった仲良しグループを作ることもある。5年にわたる研究の成果が、学術誌「Behavioural Processes」の電子版に発表された。 世界には6種のフラミンゴがおり、南北米大陸やアフリカ、ヨーロッパ、アジアの、大きな塩湖や干潟などに生息している。この鳥たちは集団性が強く、数千から数万羽が集まって群れをなす。 今回の研究を率いた英エクセター大学の行動生態学者ポール・ローズ氏は、フラミン

    フラミンゴも長年の親友をつくる、生き残り戦略か
    death6coin
    death6coin 2020/05/03
    “「ストレスや争いを減らす方法の1つは、相性の良くない個体を避けることです」 ”
  • スピノサウルスの意外な尾を発見、実は泳ぎが得意だった

    スピノサウルス・エジプティアクスはオール状の尾を利用して推力を得ていたと考えられる。(MODELING: DAVIDE BONADONNA AND FABIO MANUCCI; ANIMATION AND TEXTURING: FABIO MANUCCI; COLOR DESIGN: DAVIDE BONADONNA, DI.MA. DINO MAKERS SCIENTIFIC SUPERVISION; SIMONE MAGANUCO AND MARCO AUDITORE; RECONSTRUCTION BASED ON: NIZAR IBRAHIM AND OTHERS, NATURE, 2020.) 奇妙な大型恐竜スピノサウルスにまつわる長年の謎に、一つの答えが示された。ほとんどの恐竜が陸上で暮らすなかで、この恐竜は船のオールのような尾をもち、水中を泳いでいたというのだ。研究成果は、4

    スピノサウルスの意外な尾を発見、実は泳ぎが得意だった
    death6coin
    death6coin 2020/05/01
    ナショジオは本当にスピノサウルスが大好きだなぁ
  • 35歳で親と同居 シンガポールのカワウソの生き残り戦略

    シンガポールで人気のガーデンズ・バイ・ザ・ベイ自然公園の近くで、道路を渡るカワウソと、その姿を写真に撮る観光客。(PHOTOGRAPH BY STEFANO UNTERTHINER) 東南アジアにある人口570万人の都市国家シンガポールでは、カワウソが家族で街の通りを駆けてゆく様子を普通に見られるという。50年前、シンガポールの河川は深刻な汚染問題を抱えていた。腐乱した動物の死骸やごみ、下水が流れ込んで息が詰まりそうな川からは、在来種のビロードカワウソが姿を消し、局所絶滅の危機にさらされていた。そこで政府は1977年、河川のクリーン・キャンペーンに乗り出した。おかげで、1998年にはカワウソたちが故郷の川へ戻りはじめた。 現在シンガポールには、10個のカワウソ家族が元気に繁殖しており、それぞれに名前が付けられている。個体数は、少なくとも90匹。池のコイなどエサが豊富なことと、天敵が少ないこ

    35歳で親と同居 シンガポールのカワウソの生き残り戦略
    death6coin
    death6coin 2020/04/26
    “「5年前には、カワウソのことをよく知っているシンガポール人はほとんどいませんでした。でも、今は、どのカワウソがどの家族に属しているのか、その家族に子どもが何人いるかということまで答えられる人がほとん
  • 外へ出たネコはどこへ行く? 大規模調査の結果がついに判明

    ネコがどこに行っているかについて、ほとんどの飼い主の予想は外れていた。2014年のノースカロライナ州での調査の様子を見てみよう。(解説は英語です) 「キャット・トラッカー」という大規模な国際プロジェクトの目的はシンプルだった。ペットのネコが、家の外でどこに行っているのかを調べることだ。 研究者たちは過去にも、自らの足で追跡するか(ご苦労さま!)、ネコの首輪に無線送信機を付けるかして、この難問に挑んできた。しかし、キャット・トラッカーはその規模において際立っていた。6カ国で900匹を超えるネコにGPS装置を1週間装着させ、彼らがどこへ行き、どのくらい広い範囲を動き回っているかを調査したのだ。(参考記事:「「キャット・トラッカー」が始動」) 調査開始から6年が経ち、ついに結果が2020年3月11日付けで学術誌「Animal Conservation」に発表された。そこで明らかになったのは、ほと

    外へ出たネコはどこへ行く? 大規模調査の結果がついに判明
    death6coin
    death6coin 2020/03/17
    「データを受け取った飼い主の多くは、野生生物への影響よりも、道路を渡っていることについて心配していました」
  • 空っぽの地中海を満たした超巨大洪水、新たな証拠か

    *会員:年間購読、電子版月ぎめ、 日経読者割引サービスをご利用中の方、ならびにWeb無料会員になります。 その話、諸説あります。 この世界はわかっていることよりも、わかっていないことの方が多い。研究者たちは仮説を立て、検証を繰り返して、事実に迫ろうとする。書では、さまざまなジャンルで提唱されている“謎"と、その解明に迫る“諸説"を紹介する。 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:1,925円(税込) amazon 楽天ブックス

    空っぽの地中海を満たした超巨大洪水、新たな証拠か
    death6coin
    death6coin 2020/03/11
    “およそ600万年前には海盆の底で岩塩が堆積し始め、その量は、全世界の77億人に、塩を詰め込んだギザの大ピラミッドを50基ずつ配れるほどに膨れ上がった。”酷い例えw
  • 空っぽの地中海を満たした超巨大洪水、新たな証拠か

    地中海と外海とを結んでいるのは、ヨーロッパとアフリカ大陸の間に位置する幅の狭いジブラルタル海峡のみ。国際宇宙ステーションから撮影。(PHOTOGRAPH BY NASA) 穏やかなターコイズブルーの水を湛える地中海。ここには、ある秘密が隠されている。海底の地下深くに厚さ約3200メートルもの塩の層が存在するというのだ。 不気味なほど白いその塩は、はるか昔に地中海がほぼ消え去ったこと示す数少ない証拠のひとつだ。科学者の中には、地中海はかつて一度完全に蒸発し、サハラ砂漠のようにカラカラに干上がったと考える者もいる。 数十年間にわたり研究が続けられてきたにもかかわらず、地中海が一度消滅し、その後、再び大西洋とつながって復活したという仮説の詳細は、長い間謎のままだった。約500万年前、地中海が消えた後の大穴に再び水が満たされたとすれば、それは地球史上まれに見る大規模な洪水だったと考えられる。ある試

    空っぽの地中海を満たした超巨大洪水、新たな証拠か
    death6coin
    death6coin 2020/03/11
    ノアの洪水は黒海でこれが起こったときの記憶説があるんだよねー
  • 古代の超巨大噴火を生き延びた人類がいた、従来説に異論

    インド、ダバの遺跡で発見された石器。約7万4000年前の超巨大火山の噴火による環境の激変を、この地の集団は生き残った可能性を示唆している。(COURTESY OF CHRIS CLARKSON) およそ7万4000年前、現在のインドネシア、スマトラ島の超巨大火山(スーパーボルケーノ)が大噴火を起こした。トバ噴火と呼ばれるこの出来事は、過去200万年で最大規模の火山噴火だった。数千キロ先まで火山灰を振りまき、幅100キロにおよぶ噴火口を出現させた。以来、噴火口は湖となっている。 この超巨大噴火が、世界的な寒冷化を引き起こしたとする説がある(トバ・カタストロフ理論)。火山灰やすすが空を覆い、南アジアでは長期にわたって森林が失われたというのだ。ただ、これが事実だとしても、インド中央部の人類は激しい環境変化の中を生き延びたとする研究成果が発表された。 インド、マディヤ・プラデシュ州にあるダバの発掘

    古代の超巨大噴火を生き延びた人類がいた、従来説に異論
  • ニュージーランドが川に「法的な人格」を認めた理由

    ニュージーランド政府は、マオリの人々が祖先と仰ぐワンガヌイ川に法的な人格を認めた。 PHOTOGRAPH BY MATHIAS SVOLD ニュージーランド北島のワンガヌイ川は、流域に暮らすマオリの部族が700年以上にわたって支配し、大切に守り、かつ頼りにしてきたもので、彼らにとっては、聖なる力をもつ「アワ・トゥプア」(祖先の川)だ。しかし、19世紀半ばにヨーロッパ人が入植を始めると、この川に対するマオリの権限は徐々に奪われ、最終的には政府によって完全に消し去られた。 マオリの人々は川が汚され、衰弱していくさまをずっと見てきた。何よりも耐え難かったのは、広範囲に及ぶ水力発電開発の一環として、水源からの流れが来と異なる集水域に向けられ、上流域の自然な流れが奪われたことだった。人間において最も神聖な場所は頭であると考えるマオリにとって、上流域は祖先であるワンガヌイ川の頭に当たる。流れの改変は

    ニュージーランドが川に「法的な人格」を認めた理由
    death6coin
    death6coin 2020/03/01
    ゴイサギ「我殿上人ぞ」
  • 2.3億年前のワニに近い動物「偽鰐類」の新種を発見、レア

    新たに発見された先史時代の爬虫類、ディナモスクス・コリセンシス(Dynamosuchus collisensis)。2億3000万年前の三畳紀に生息していた。その背中は2列の皮骨で守られていた。(ILLUSTRATION BY MÁRCIO L. CASTRO) ブラジル南部の山の麓で、発掘された岩塊を調べていた古生物学者のロドリゴ・ミュラー氏は、珍しい骨を見つけた。爬虫類や両生類のうろこの下層に形成される板状の骨、皮骨だ。 「驚きました。ブラジルでは、これまで一度も見つかっていなかったからです」と同国サンタ・マリア連邦大学に所属するミュラー氏は話す。思いがけない発見があった発掘現場は、最古級の恐竜が闊歩していた場所としても知られる。(参考記事:「最古級の肉恐竜を発見、完全に近い姿、ブラジル」) 氏は慎重にブラシで土を払い落とすと、無傷の頭骨や他のいくつかの骨の化石が姿を現した。これらの

    2.3億年前のワニに近い動物「偽鰐類」の新種を発見、レア
    death6coin
    death6coin 2020/02/08
    ワニの祖先は足が下についていたので走ることができ、恐竜と肉食の地位を争っていたと本で読んだところ
  • 「死にゆく島」の自然が劇的に再生、思わぬ大成功

    ヤギとネズミによって大きく変えられたレドンダ島の自然はかつて再生しないと考えられていた。(PHOTOGRAPH BY ED MARSHALL, REDONDA RESTORATION PROGRAMME) カリブ海西インド諸島に位置するレドンダ島は、周囲を高い断崖に囲まれた小さな火山島だ。島を覆う草むらにはカツオドリやグンカンドリの巣が点在し、その主たちが何十羽も頭上を飛び交うなか、島の固有種であるアノールトカゲの仲間(Anolis nubilis)や体長3cmにも満たないヤモリが、近くの日陰をうろついている。レドンダグラウンドドラゴン(Pholidoscelis atratus)と呼ばれる、体長15センチの希少な黒いトカゲはもっと大胆だ。こちらが数秒間足を止めている間に、スニーカーの上を群れが横切って走っていく。(参考記事:「世界初、立って漕ぐ小舟で大西洋単独横断に成功」) 島の固有種の

    「死にゆく島」の自然が劇的に再生、思わぬ大成功
    death6coin
    death6coin 2020/02/05
    トカゲよく生き残っていたな・・・
  • アフリカ人にもネアンデルタール人DNA、定説覆す

    幅広いアフリカ人集団にネアンデルタール人由来のDNAがあることが明らかになり、これまでに調べられたすべての現代人集団で、過去にネアンデルタール人との交雑が起きていた痕跡が見つかった。今回の研究は、人類の歴史の複雑さとともに、共通の歴史の存在を強調する。(PHOTOGRAPH BY JOE MCNALLY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 約6万年前、現生人類(ホモ・サピエンス)がアフリカからの大移動を始め、世界のすみずみに散らばっていった。彼らは行く先々で、自分たちと異なる人類と出会った。 たとえば、ネアンデルタール人はヨーロッパと中東に広がっていた。ネアンデルタール人と近縁のデニソワ人はアジアに広がっていた。現生人類は、これらのグループと出会うたびに交雑したようだ。(参考記事:「人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明」) この交雑を示す証拠は、多くの現代人の遺伝

    アフリカ人にもネアンデルタール人DNA、定説覆す
    death6coin
    death6coin 2020/02/04
    創世のタイガやん
  • 【解説】最大級の淡水魚ハシナガチョウザメが絶滅

    生きたハシナガチョウザメ(Psephurus gladius)は2003年を最後に目撃されておらず、絶滅したと考えられる。捕獲や目撃例が少なく、写真をほとんど残さないまま早すぎる死を迎えた。(PHOTOGRAPH BY QIWEI WEI) ハシナガチョウザメ(Psephurus gladius)や近い仲間が地球上に登場してから2億年以上になる。中国、長江(揚子江)を生息域とし、体長7m以上になるこの魚は、想像を絶する大変動を生き抜いてきた。恐竜や首長竜などが大量絶滅した時代にも耐えた。顕花植物(花を咲かせる植物)が進化したのも彼らの登場以後であり、長江の川岸にも繁茂するようになった。 それから竹が、もっと後にはジャイアントパンダが登場した。さらにここ数千年で(進化の歴史ではほんの一瞬だ)陸地は人間であふれ、中国の人口は世界一になった。一方、ハシナガチョウザメは太古の昔と変わらず、長江の濁

    【解説】最大級の淡水魚ハシナガチョウザメが絶滅