ブックマーク / akamac.hatenablog.com (2)

  • 147フランソワ・フュレ著(楠瀬正浩訳)『幻想の過去――20世紀の全体主義――』 - akamac's review

    書誌情報:バジリコ,721+8頁,体価格5,500円,2007年9月4日 幻想の過去―20世紀の全体主義 作者:フランソワ フュレ発売日: 2007/08/01メディア: 単行 - 2段組でこのページである。重さはちょうど1kgあった。20世紀をソ連邦の成立とその崩壊の時代として描き,幻想の歴史だったことを執拗に追求した。ヨーロッパの辺境で生じたロシア革命(書では「エキセントリックな出来事」と表現)は,それゆえフランス革命との連続を主張することによって,過去の特殊な限定から解放され普遍的な出来事になった。1930年代以降のファシズムは民主主義が産み出した「末子」である。コミュニズムとファシズムとは全体主義として括られ,コミュニズムの「収容所群島」はファシズムに先行し,体制消滅の20世紀末まで維持された点でファシズムより罪が重いことになる。 コミュニズムの独裁的性格はスターリン以後強ま

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    deathmix 2008/01/21
  • 125長山靖生著『明治サイエンス事件帳』 - akamac's review

    書誌情報:日放送協会,181頁,体価格683円,2007年10月1日 歴史に好奇心 2007年10ー11月 (NHK知るを楽しむ/木) 作者:金森 敦子NHK出版Amazon - NHKテレビ「知るを楽しむ――歴史に好奇心――」(2007年11月,毎週木曜日午後10時25分〜10時50分)のテキスト。明治時代は一方で科学の時代だった。他方では妄説と迷信の時代でもあった。こっくりさん,千里眼事件,新元素「ニッポニウム」,ハレー彗星の4事件を,科学の目で解き明かし,なぜ妄説と迷信と併存しえたのかを解説している。 案内人の柳家花緑と林家きく姫は少々ちゃらちゃらしているきらいもなくはないが,テキストだけでもおもしろい。12月の火曜日「私のこだわり人物伝」では戸井十月の「チェ・ゲバラ――革命への旅――」も予定とのことだ。(戸井十月『遙かなるゲバラの大地』の紹介エントリー参照→https://ak

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    deathmix 2007/11/26
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