芥川賞受賞者の平均寿命は受賞を逃した候補者(落選者)より長いのに、直木賞の受賞者は候補者より短命――。大竹文雄・大阪大学社会経済研究所教授と佐々木周作さんら大学院生のグループが、28日に開かれる行動経済学会で、こんな研究結果を発表する。 芥川賞は新進作家の純文学、直木賞は中堅作家の大衆文学に贈られる。1935年の創設以来計341人が受賞。研究では、候補になった1056人中、戦死など不可抗力で死亡した人を除く日本人男性計704人を調べた。 そのうち、既に亡くなった381人の平均寿命を単純比較すると、芥川賞は受賞者が74・8歳で、落選者を6・2歳上回った。直木賞は、受賞者は73・3歳で落選者より2・4年短かった。 次に、存命者も含めた計704人について出身地など寿命に影響する他の要素を調整して比べた。初めて候補になった年以降の平均余命(予測値)を比べると、芥川賞受賞者は落選者より3・3年長かっ
2015年6月、パタゴニアの上空から最初に確認されたクジラの死骸。死因は今なお調査中。(PHOTOGRAPH BY CAROLINA SIMON GUTSTEIN) チリ南部に位置するパタゴニア地方のフィヨルドを上空から観察していた科学者たちは、驚くべき光景に思わず息をのんだ。大量のクジラが海岸に打ち上げられていたのだ。その数は337頭。座礁して死亡したクジラの数としては、これまで確認された中で最多だ。(参考記事:「南米の最南端 風の吹き抜けるパタゴニア」) 現場は人里から遠く離れた未開の地で、周辺の海も荒いため、到達するのが容易ではない。そのため、まだ現場での調査は実現していない。しかし、航空写真と衛星写真を調べた結果、ぺナス湾から大陸南端近くのプエルト・ナタレスまでの間に305の死骸と32頭分の骨が確認された。(参考記事:「座礁クジラ、救出の難しさ」) 研究チームを率いるカロリナ・サイ
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