★「科学面にようこそ」の全バックナンバーへ ★アスパラクラブ内のブログ一覧へ 朝日新聞科学面のトップ記事と取材後記をご紹介しています。原則、月曜朝刊記事→水曜、木曜朝刊記事→土曜に掲載します。 東京科学医療グループ・小宮山亮磨 原発の事故で放射能への不安が高まり、放射線測定器が個人用にも売れている。だが測定器は種類によって機能や精度が大きく異なる。害の強さが違う放射線を区別せず手軽に測るもの、見分けて精密に測定するものなどさまざま。測定器の仕組みを探った。 ◇数万円の市販品、正確な測定困難 放射線測定器といえば、映画や小説にも登場するガイガーカウンターが代表格。だが、さまざまな放射線の種類を見分けられない。できるのは放射線を何回検知したか、数えることだ。 動物の群れの大きさを調べている人が、ゾウでも、ウサギでもネズミでも、違いを無視して何匹いるかだけ数えているようなもの。これでは、人間