医学者として優れたベルツが日本人の強靭な体力は原因は何かを調査した記録が昭和6年に出版された「ベルツの日記」の中に残されています。 ベルツは知人から日本に滞在している間に日光東照宮を見た方がいいとすすめられ、馬で東京から日光まで14時間かけて行きました。 その時、途中で馬を6回乗り替えました。 2回目に行った時は人力車に乗って行きましたが、その車夫は1人で14時間半で行ってしまいました。 馬よりすごいこの体力は一体どこから来るのか、彼は実験を始めました。 人力車夫を2人雇って3週間彼らの食生活を調査しました。 肉類などの高タンパク・高脂質のいわゆる彼らの理想とする食事を摂らせながら体重80キロの人を乗せて、毎日40kmを走らせたところ、3日目で疲労が激しくなり、元の食事である米・大麦・イモ類・栗・百合根など(高炭水化物・低タンパク・低脂質)に戻して欲しいという事で普段通りの食事に戻すとまた