EOS 5D MarkIIIに装着。鏡胴は太めだが、バランスはいい。仕上げも純正EFレンズに負けてはいない高品位さを感じる。フードは花形のバヨネットタイプで深く、余分な光を遮ってくれる。 前回のタムロン SP 35mmF1.8 Di VC USDに続き、今回は同時に発売された、タムロンとしてはまったくの新しい焦点距離の単焦点レンズとなるSP 45mmF1.8 Di VC USDを試してみた。 45mmという焦点距離は最近では珍しいように思うが、かつてのフィルム時代のコンパクトカメラにも搭載されていたし、ニッコールやコンタックスGシリーズにも同様の焦点距離のレンズが存在する。ほとんど50mm標準レンズと変わらない特性を持つ「準標準レンズ」という立ち位置になる。 50mmとはわずかな画角の違いにしかすぎないはずだが、時としてファインダーを覗くと独自の個性を感じることがあるのは不思議である。絞り