家出、バイク、エッチ、恋…。初体験が巻き起こす、恥ずかしくもおもしろい勘違いの数々。高校時代の期待と憂鬱をいきいきと描いた大爆笑エッセイ集。(「BOOK」データベースより) 作家の原田宗典さんによる「高校青春期」です。高校生という「身も心も収まりがつかない時期」に起こった(起こした)数々の出来事を、軽やかなユーモアでくるんで、秀逸なエッセイに仕立て上げています。「エッセイの名手」としての原田さんの魅力を堪能できる一冊です。 本書の中で最も印象に残ったのは、「夜を走るエッチ約一名」という題のエッセイです。このエッセイは、「自動販売機でエッチ本を購入するまでの顛末」を描いたものです。三百円の「平凡なエッチ本」を買うか、九百円の「超豪華エッチ本」を買うかで悩み苦しむ様子は、笑いなしでは読めません。「原田少年の懊悩」に共感しない男子高校生はいないでしょう。 男子高校生は、主に性欲によって構成されて
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