「山本さんは会社への忠誠心が高い」と昔からよく言われるが、 僕自身はそういう古めかしい感情はあまり好きではないし、忠誠心を意識して仕事をしているつもりもない。 (しかも、今となっては経営者だから忠誠心というような受身の心構えではやっていけない。) とはいえ「自分のためだけ」に仕事はしない。誰かのために仕事をするように心がけている。 これは綺麗ごとを言いたいわけではない。 嘘でもいいから「誰かのため」と思って仕事をすると 自分の能力を120%発揮できるし、苦しい状況にも耐えられる。結果として、より急激に成長もする。 この偽忠誠心は、僕の成長戦略だ。 自分のために頑張るというのは、ギリギリのところの踏ん張りがきかない。 理不尽な要求や、厳しい案件などに耐え切れない。 耐える意味が見出せない。だから耐えようとしても自己矛盾に陥って鬱になるだけだ。 自分の能力を超えるリスクを取る理由がないから、大