2009年5月9日のブックマーク (1件)

  • 【報告】メルロ=ポンティにおける自然と人間 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    4月23日(木)、リヨン第三大学のエティエンヌ・バンブネ氏を迎えてセミナーが行われた。そのテーマは、メルロ=ポンティにおける「人間学」である。 バンブネ氏によれば、メルロ=ポンティの哲学は、「知覚の現象学」から始まって、最終的には「感覚の存在論」へと向かう体系であり、表立って「人間学」を作ろうとしたものではない。だが、彼の体系は、つねに一つの「人間学」によって支えられていると見ることができるのである。バンブネ氏は、ひじょうに明晰なしかたで、そのポイントを示してくれた。率直に述べるなら、メルロ=ポンティの「人間学」は、とてもバランスがいい。しかし謎めいた魅力のようなものはなく、どうにも健全にすぎる、とも感じられた。メルロ=ポンティは、動物的生(ゾーエー)と人間的理性(ロゴス)のあいだを決して切断しないが、同時に、人間の「象徴的」なロゴス、ものごとをそれ自体「として」対象化する言語能力が、やは

    【報告】メルロ=ポンティにおける自然と人間 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
    deepbluedragon
    deepbluedragon 2009/05/09
    フランス人文科学の明晰さを体現している素晴らしい内容で読んでてすがすがしい