騎馬武者行列の観覧客向けにトイレを開放したロイヤルビル。建物前には張り紙が掲出されていた=6日午後、岐阜市日ノ出町 岐阜市中心市街地で開かれた「ぎふ信長まつり」では、心配されたトイレに関する大きなトラブルはなかった。俳優の木村拓哉さんと伊藤英明さん(岐阜市出身)が出演した騎馬武者行列があった6日は、市の人口を上回る46万人でにぎわったが、観覧スペース一帯にはトイレの案内看板が見当たらなかった。観衆はどうやって“急”をしのいだのか。まつり会場のトイレ事情を取材した。 会場近くの岐阜高島屋では、午前10時の開店直後から各フロアのトイレに列ができた。元々不特定多数の人が使うトイレなので、店は問題なく受け入れた。同じく、商店街にあるロイヤルビルのトイレを開放した岐阜土地興業の磯谷貴彦取締役企画本部長(67)は「観覧客が店に対してトイレだけ使いたいとは言いにくい。気軽に入れる場所として開放した」と話