団塊世代の大量定年退職時代を迎え、旅行需要の伸びが期待されている。実際、団塊世代が退職後に購入したい商品・サービスの1位は「国内旅行」だ。しかし旅慣れた団塊世代は、商品を見る目も厳しい。団塊世代の旅行動向や商品選びの背景にある価値基準を探った。 今回のテーマは「団塊世代の国内旅行動向調査」。 団塊世代の大量定年退職時代を迎え、旅行需要の伸びが期待されている。そこで、今回は国内旅行に限定した上で、団塊世代の旅行動向および今後の意向を探った。 今回の調査は2007年5月22日に行い、全国の団塊世代(1947〜1949年生まれ)の男女552人(男性50.0%、女性50.0%)から回答を得た。 調査結果について まず、国内旅行に行く頻度を尋ねたところ、「毎月1回以上」が7.4%、「3ヶ月に1回程度」が23.9%、「半年に1回程度」が31.2%と、「半年に1回」以上行く人が6割を超えた。回答者のうち