ブラジル開催のコパ・アメリカ2019に、カタールとともに招待国として参戦した我らが日本代表。初戦はチリに0-4と大敗を喫し、続くウルグアイ戦は2-2のドローと健闘した。多くの選手が代表デビューを果たし、それぞれに手ごたえを感じていることだろう。 そんな若手の博覧会のような様相となった今大会、選手個人としてではなく、チームとしてはどうであろうか。大敗したチリ戦と健闘したウルグアイ戦で大きく変わったのは4-4-2の守備の部分だ。 強豪とアウェイで対戦する数少ない機会、選手個人の裁量に任せる部分はあっても良いが、「チームとしての枠組みを設けない自由」は、「自由」ではなくて「無秩序」だ。枠組みがあるからこそ自由が生まれる。カオスなチリ戦のような試合のみで評価される選手は非常に不憫である。 そんな感想がこぼれるチリ戦から一転、ウルグアイ戦は4-4-2が機能したシーンが多々あった。プレス開始位置、選手