小惑星内部の岩石を採取する世界初のミッションのため、2度目の着陸に挑戦していた探査機「はやぶさ2」について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は「リュウグウ」への着陸に成功したと発表しました。記者会見した「はやぶさ2」の津田雄一プロジェクトマネージャは「わたしたちは太陽系の歴史のかけらを手に入れることができました。この成功を皆さんと分かち合いたい」と成功の喜びを語りました。 10日高度2万メートルから降下を開始した探査機「はやぶさ2」は11日午前10時前に高度30メートル付近に到達し、事前に地表に落としておいたボール状の目印をカメラでとらえながら、姿勢や位置を制御する着陸の最終段階に入りました。 そして自動制御によって降下を行い、JAXAは「はやぶさ2」が11日午前10時6分にリュウグウへの着陸に成功したと発表しました。 神奈川県相模原市にあるJAXA宇宙科学研究所の管制室では、データが示され