ブックマーク / birdseyefc.com (25)

  • 【戦術用語】「オーバーロード」とは?~サッリ、ナーゲルスマンが落とし込んだ戦術~

    14-15シーズン:ブンデスリーガ3位と躍進したファブレのボルシアMG 15-16シーズン:クロップ退任による不安を見事払拭したトゥヘルのドルトムント 16-17シーズン:ITをも活用しCLプレーオフ出場権を獲得したナーゲルスマンのホッフェンハイム 17-18シーズン:王者ユベントスにらいつき最後までスクデット争いを演じたサッリのナポリ 結果及び戦術的に話題となったこれらのチーム。記憶に新しいことだろう。どれもパスを繋いで点が取れる魅力的なチームであった。この4チームに共通点はあるのだろうか?その共通点こそが今回取り上げる「オーバーロード」である。

    【戦術用語】「オーバーロード」とは?~サッリ、ナーゲルスマンが落とし込んだ戦術~
    degage122
    degage122 2018/08/27
    ナポリからチェルシーにこのオーバーロードは受け継いでいかれるのか、まだ開幕したばかりですが あとで読む
  • カバーシャドウ?レイオフ? あまり知られていない戦術用語紹介

    カバーシャドウ これは簡単に言えば「パスコースに立つ事で敵を無力化する守備」です。 ※誤) cruved run → 正) curved run 上図3パターン(【左】・【上】・【右】の3シーン)をご覧ください。 ホルダーAと受け手Bに対して、 【右】のように「2人を同一視野に捉え監視するため」にBの背後からマークにつくという方式ではなく、 【左】のように「Bを背負う形でパスコースに入る」事でBを無力化するのがカバーシャドウです。 パスコースを限定しつつ追い込む、1人で2人をケアするのに有効です。 また、【上】のようにプレッシングの際に直線的にホルダーに向かうのではなく、SBへのパスコースに入ってから(=カバーシャドウ)弧を描くようにプレッシングする事を、多くの海外分析サイトではそのまま”curved run”と表現されています。 カバーシャドウは、ゾーンディフェンスを採用するチームには必

  • バンジャマン・メンディに見る”偽サイドバック”の戦術的有用性

    ペップ・グアルディオラがバイエルン・ミュンヘンで成功させ、代名詞のひとつともなった「偽サイドバック」。海外では”Falso Lateral”(ファルソ・ラテラル)、”Inverted Full-Back”等と呼ばれるこの役割。大雑把にいえばビルドアップ時にサイドではなく、CBの前方に絞り込んだ位置にポジションをとる役割を指す。名前が広く知られるようになったとはいえ、偽SBが採用されているチームは数少ない。 以前SB関連で紹介したヨシュア・キミッヒの果たす役割、またアオアシで見られる役割も、これとは異なる。 今回は偽SBを採用・機能させている数少ないチーム、マンチェスター・シティにおける偽サイドバックの役割とその有用性を、フランス代表左SBバンジャマン・メンディをモデルに紹介していく。

    バンジャマン・メンディに見る”偽サイドバック”の戦術的有用性
    degage122
    degage122 2018/08/22
    内から外へ走り抜けて、ウィングのパスコースをつくる動き。ハーフスペースへの長めのオーバーラップ、など先端のSBのタスクは多い
  • 世界一の強度を誇るアトレティコ・マドリードの4-4-2守備戦術の分析

    4-4-2の守備ブロックを形成するチームが多数を占めたロシアW杯。限られた時間の中で確実に形にしたチームが多かったが、やはり細部まで詰めるには限界がある。 今現在、世界で最も強度の高い4-4-2守備ブロックを有しているチームはアトレティコ・マドリードだろう。それは5大リーグにおけるリーグ戦最少失点という数字にも表れている。今回は17-18シーズンEL決勝をベースに、アトレティコの守備戦術について分析する。 17-18シーズンEL決勝のカードはアトレティコ・マドリードvsオリンピック・マルセイユ。 スタメンは下図の通り。 基的にはマルセイユがボール保持から敵陣突破を図り、アトレティコが受けてショートカウンターに持ち込むという展開でゲームが進んでいく。この試合でひたすら際立ったのがアトレティコの守備の完成度だ。 アトレティコの守備は「構造の質」を問う段階を通り越し、「駆け引きの質」を問う段階

    世界一の強度を誇るアトレティコ・マドリードの4-4-2守備戦術の分析
    degage122
    degage122 2018/08/04
  • 【ロシアW杯】各国代表に学ぶカウンター戦術の要点~総括編~

    攻撃POINT ①2トップは敵の攻撃方向限定後、シームレスに同サイドのCHの背後もしくは外に流れる。 ②ボール奪取後、敵のプレッシングを回避するためのショートパスを1入れ、ボールの保持を安定させたうえで速攻をかける。 ③FWに近い位置で、前を向いてレイオフを受けたCHからの縦パス ④ボールと人の待ち合わせ場所はボールサイドのハーフスペース ⑤WG+偽9番の2人でボールを収める ⑥最前線への楔でCBを釣り出す カウンター攻撃は、被カウンターよりもチームの特徴が出る部分です。カウンターの起点をどこにするかは、自チームの守備ブロックの高さや敵チームの攻撃方法、それぞれのキャストにもよってきます。 ベルギーのように低いライン設定から前線の強力なタレントの力で押し切るカウンター。ロシアのように強力なタレントがいなくとも守備→攻撃をシームレスに行い、中盤ラインでのボール奪取から細かいパスを繋いでいく

    【ロシアW杯】各国代表に学ぶカウンター戦術の要点~総括編~
    degage122
    degage122 2018/08/02
    ”ブラジルが喫した失点は、準備自体は悪くありませんでした~…セカンド回収&素早いトランジションに転じています。フェルナンジーニョもルカクに前を向かせない対応で時間を稼ぎ、人数的には問題のない状態で迎え