さいか屋(本社・川崎市)は5月8日、さいか屋横須賀店(新館・南館)を2021年2月頃に閉店すると発表した。同日開かれた取締役会で決定し、6月下旬より希望退職者を募集する。 (横須賀経済新聞) 横須賀店は、1928(昭和3)年に百貨店として開店。1990年には新館・南館を増床し、延床面積は3万6,165平方メートル。ピーク時(1991年)の売上高は368億円。その後、売上減少が続き、3館体制で営業していたが旧本館は2010年5月に閉業した。2020年2月期決算では65億8583万円(前年対比93.8パーセント)だった。 【写真】1928(昭和3)年頃の木造3階建て「さいか屋」店舗写真 「これまで、店舗運営の効率化などを進めてまいりましたが、売上高の減少に歯止めがかからず、業績回復の見通しが立たないことから、苦渋の決断ではありますが、やむなく当地での営業を終了することといたしました」(同社)と