札幌市営地下鉄の車両内で見かける「専用席」の表記＝札幌市営地下鉄で2022年8月26日午前9時18分、金将来撮影 「優先席」でなく、「専用席」。全国の地下鉄で唯一、札幌市営地下鉄だけにある。190万人都市の札幌市の通勤時間帯は首都圏と同様に車内が混雑し、乗客が肩をぶつけあう。だが、満員電車の中、すべての座席が埋まる首都圏と違い、ぽっかりと3席の専用席が空いているのだ。専用席とは何か。なぜ北海道内だけにあるのか。座席を必要とする人のため、全国で導入したらよいのでは――。この春に東京都内から赴任したばかりの新人記者は素朴な疑問を抱いた。【金将来、25歳】 全国の公共交通機関で見かけるのは優先席。「お譲りください」の文言とともにおなじみのロゴが表記されている。妊婦や高齢者、障害者をはじめ座席を必要とする人が混雑時でも座れるようにほかの乗客に配慮を求めることが目的だ。一方、札幌市営地下鉄は優先席が

札幌市営地下鉄東豊線で８日夜、キツネが線路上に侵入し、運行中の電車が一時停止するトラブルが２件発生した。けが人はいなかった。市交通局は「野生生物の侵入で営業に支障が出た記録はこれまでにない」と話している。 ８日午後９時４０分ごろ、学園前―豊水すすきの間で栄町行きの電車（４両編成）の運転手が線路上にキツネ１匹がいるのを発見し、ブレーキをかけて停止。キツネが逃げたのを確認し、約３分後に運行を再開した。その後、同１１時ごろ、さっぽろ―北１３条東間で栄町行きの電車（４両編成）の運転手が、線路上のキツネ１匹を見つけて停止。キツネが逃げたため約１分後に運行を再開した。