アサヒグループホールディングスが、外食事業から撤退する方針を決めたことが28日、分かった。全国でレストラン「アサヒビール園」などを展開している傘下のアサヒフードクリエイト(東京)は本年中に廃業する見通し。各店舗の売却先を探す。100%子会社の老舗料亭「なだ万」(東京)も売却する。売却先は未定。アサヒグループは主力の酒類事業に投資を集中する。 乳酸菌飲料を巡るキリン、アサヒの取り組み アサヒフードクリエイトの各店舗は売却先が見つからない場合、閉店する可能性もあるという。従業員の雇用は「それぞれの事情に応じて、安心を最優先に進めていく」としている。外食撤退は今年初めから検討を開始していたという。アサヒグループは外食事業の業績を開示していない。 アサヒフードクリエイトは11都道府県で34店舗を展開。アサヒビール園は工場直送の生ビールとジンギスカンなどを提供し、観光名所として知られる店舗もある。
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