徳島商OBの板東英二氏(78)が、「レジェンド始球式」に登板した。 大きくふりかぶって投じた1球は、ショートバウンドで捕手のミットに収まった。報徳学園の捕手、投手と笑顔で会話。「悔いを残すなよ」と助言し、名残惜しそうにマウンドを降りた。「(甲子園は)やっぱり雰囲気が違いますね、高校野球は。いいですねぇ」と笑顔。 「人生の糧を得られる。負けても、それを生かせる。机上で学ぶことはできませんから」と話した。 坂東氏は58年夏、準々決勝で魚津・村椿輝雄投手と延長18回引き分け再試合の激闘を演じ、日本中を沸かせた。タイブレークの導入については「高校生の体力、気温も上がってきて、いいことじゃないかなと思います」と持論を話した。板東氏は卒業後、中日に入団。69年の引退まで77勝65敗、防御率2・89。引退後は野球解説、タレントで活躍中。
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