私事で恐縮だが、私は国立大学理系の3年生を長女に持つ父親である。従って時々彼女の将来、進路に就いて話す機会がある。長女は大学院進学を希望しており、大学を卒業したら早く実社会に出て経験積んだ方が得る物多いし、キャリアパスとしてより上等ではないかと考える私とは意見が合わない。 とは言え別に大学院進学が反社会的行為と言う訳では無いし、興味あるテーマ(彼女の場合は発色LED)を極めたいと希望するのは大学生活がそれなりに充実している証でもあり、学資は自分で稼ぐと言う条件で許容した経緯がある。 長女とこのテーマで話して何時も感じるのは「就職」に対する認識のギャップである。同級生や大学教官と話す機会が多く彼らからの情報が大部分の長女と30年以上民間企業に身を置く私とでは前提となる情報のソースが大きく異なり止むを得ない事なのだろう。 長女の考えは興味有るテーマを大学院で掘下げ、その延長線上で採用してくれる