アマースト大学のArindrajit Dubeが、最低賃金の10%の上昇は雇用成長率を0.5%ポイント低下させることを示したテキサスA&M大学のJonathan MeerとJeremy Westの論文「Effects of the Minimum Wage on Employment Dynamics」に反論し、その反論論文を自ブログで紹介している(H/T Economist's View)。MeerとWestは、最低賃金と雇用の水準との関係は検証が難しいということで雇用の成長率との関係を見たのだが、Dubeはそこで見い出された関係は統計のあやに過ぎず、そのことは部門別に関係を見ていくと明らかになる、としている。 以下はその反論論文「Minimum Wages and Aggregate Job Growth: Causal Effect or Statistical Artifact?」