新型コロナウイルスの感染拡大を受け、首都圏を対象とする緊急事態宣言が発効した8日、東京都医師会の尾崎治夫会長(69)が取材に応じた。同宣言が発令されたことで東京オリンピック(五輪)・パラリンピックへの風当たりが一層厳しくなる中、開催を実現するためには「無観客の議論からし直すべきだ」と提言した。 ◇ ◇ ◇ 飲食店の時短要請に比重を置いた緊急事態宣言の内容に尾崎氏は開口一番、「これが昨年11月下旬だったら良かった」と率直に言った。この日の東京都の新規感染者数は前日の過去最多に次ぐ2392人。「第1波と同レベルで人の流れを止めないと(宣言期限の)1カ月後でも1000人を割らないのでは。テレワークも7割ではなく8割を目指すべきだ」と述べた。 政府、東京都、大会組織委員会が昨年12月、東京大会における新型コロナ対策の中間整理をまとめた。「選手のためにも中止は避け、五輪パラは開催すべきだ」と
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