東京株、一時1100円下落 米金融引き締め警戒 2021年06月21日12時41分 下落した日経平均株価を示す電光ボード=21日午前、東京都中央区 21日の東京株式市場は、前週末の米国株安を嫌った売りが広がった。日経平均株価は急落、午前の終値は前週末終値比983円21銭安の2万7980円87銭となった。取引時間中の2万8000円割れは5月20日以来、約1カ月ぶり。午後に入って下げ幅はさらに広がり、一時1100円超下落した。 NY株5日続落、533ドル安 FRB高官発言を嫌気 前週末の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の高官が来年に利上げが始まるとの予想を示したことで、金融引き締めが想定より早く進むとの警戒感が広がり、景気に業績が左右されやすい業種を中心に株価が下落した。 これを受けて東京市場も朝から売りが優勢となり、東証1部銘柄の約9割が値下がりする全面安の展開となった。特に、ゴ