コネクターなど電子機器を製造する日本航空電子工業(JAE)が自社株買い実施の発表前に複数の買収提案を受けていたことに関連し、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントは、NECに対し、JAEが実施している自己株公開買い付け(TOB)への応募を差し止める仮処分を20日付で東京地方裁判所に申し立てたことを明らかにした。 オアシス最高投資責任者のセス・フィッシャー氏がブルームバーグの取材に対し26日夜、事実を認めた。オアシスはNECに投資している。JAEは同社株の50%強を保有する親会社のNECから一部を買い戻すため、株式公開買い付け(TOB)を実施中。ブルームバーグは、JAEが価格面で勝る買収提案を受けていたと報じていた。 航空電子は1月29日、1株2605円でのTOB実施を発表。同日終値を14%下回るディスカウントTOBで、NEC以外の株主からの積極的な応募は想定していないとしていた。NE
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