国民生活や産業活動に欠かせない物流機能を安定的に確保しようとする「ホワイト物流」推進運動が、あらためて着荷主の段階で抱える問題をクローズアップさせている。トラック到着の時間指定が「午前」「午後」などとルーズな一方で、わずかな遅延やドライバーの態度にも厳しい荷受けの現場。日用品を運ぶ岡山市内の事業者は「荷主(メーカー)が運送会社の立場を理解してくれても結局、その荷主の得意先は卸や小売店。一方の効率化を進めても意味がないことは、おそらく皆が理解している」と話す。 物流事業者と荷主企業、さらに納品先となる会社までが相互理解で連携し、効率化や生産性を高めながら輸送力を安定化させようとするホワイト物流。賛同している企業は10月末の時点で604社となっているが、このうち運輸・倉庫業が38.2%。一方、荷主となる製造業も41.6%を占めるものの、着荷主となるケースが多い卸・小売り会社の参加は12.6%に
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