「キラー7」や「NO MORE HEROES」(ノーモア★ヒーローズ)などを手がけた須田剛一氏は独特の、そしておそらくは「ねじれた」ゲームを生み出すと言われている。この葬儀屋を前職とするゲーム開発者に、人々は何を期待しているのだろうか。 須田氏は現在、東京に本社を置くグラスホッパー・マニファクチュアの最高経営責任者(CEO)として総勢約50名の社員から成るチームを率いている。須田氏の名前は知らなくても、そのニックネームである「SUDA-51」を知っている人は多いことだろう。お察しのとおり、「51」は「剛一」を数字を使ってもじったものだ。 「人を楽しませる」ことを熟知している須田氏はユニークなブランドのゲームで有名であるが、去る2007年にサンフランシスコで開催された「Game Developers Conference」(GDC)で出席者に、「人と同じようなゲームを開発しても面白くない