「英会話を学びたいけど,時間がない」という声をよく聞く。英文の読み書きはそこそこできても,しゃべれないという人は多い。かといって,日々仕事をしていると,決まった時間に英会話教室に通うのはなかなか難しい。 だから,2001年にオンライン英会話学校の「イングリッシュタウン」がサービスを開始したときは,なるほどと思った。イングリッシュタウンは,パソコンにインストールした音声会議ソフト利用して,インターネット経由で外国人講師や他の生徒と会話をする。 パソコンと音声会議ソフト以外に必要なのはヘッドセットのみ。海外在住の講師との時差を利用することで,深夜でも好きな時間に受講できる。英会話教室に通う時間がないという悩みを解決するにはピッタリだ。その後もさまざまな企業がオンライン英会話学校に参入し,利用者は増えていくと思われた。 ところが,実際はなかなか利用者が増えなかった。サービスの質が疑問視されていた