Pythonで音声信号処理(2011/05/14) 今まで作ってきたFIRフィルタ(2011/10/23)に続いて、今回は、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタをためしてみよう。IIRフィルタでもローパス、ハイパスなどのようなフィルタが作れる。FIRフィルタよりタップ数を小さくすることができるためより高速なフィルタになるのが利点のようだ。 IIRフィルタの定義式は、 x(n)は入力信号でy(n)は出力信号。FIRフィルタとの違いは、過去の出力信号がフィードバックされる点。第1項は、FIRフィルタの式そのものだが、第2項で y(n-j) と過去の「出力信号」が使われている。FIRフィルタと同じようにZ変換してがしがし計算していくと、IIRフィルタの伝達関数 H(z) は、 となる。A(z)とB(z)はフィルタ係数のZ変換の式がそのまま入る。 IIRフィルタの設
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