宝石みたい。研究者が数年にわたり記録した雪の結晶たち2015.12.27 19:0019,525 SHIORI 計算し尽くされたアートのよう。 ケネス・G・リブレットという研究者を語るには、「雪の結晶に魅せられた人物」と表すのがもしかしたら一番適切かもしれません。実際、彼のキャリアはカリフォルニア工科大学にある自身の研究室で、雪の結晶を研究することで積み重ねられてきました。今やハイテク雪の結晶マシンなんて物を持つほどの熱の入りよう。これを使って形や大きさなどを調節し、見事な美しい雪の結晶を育てるのです。 実は、その雪の結晶はこの世にひとつだけ。全く同じ物は2つと存在しないのです。リブレット氏はその謎を解明するため、サファイヤの基板の上で水蒸気が凝固し、結晶になるまでの様子を観察しました。そしてその結晶の数々を顕微鏡に取り付けたデジタルカメラで撮影し、高解像度の写真として残していたのです。そ